審美歯科

審美歯科

photo18審美歯科とは、従来の虫歯や歯周病などの治療に「美しさ」という視点をプラスした歯科治療です。歯を白く綺麗にしたり、歯並びを綺麗にしたり、歯茎の色を美しいピンク色に改善するなど、健康的で美しいお口元を作ることを目的としています。

 

審美歯科で使用する詰め物

 
ファイバーコア
虫歯で歯を削ったり、何らかの理由で歯が欠損し、そのままでは被せ物を被せられない場合には、人工の土台(コア)で欠損した部分を補う必要があります。一般的には金属などの心棒を神経を抜いた後に立て、その上から被せ物をします。

ファイバーコアは、金属の代わりにファイバー樹脂で作られた心棒です。
白い素材のため、光を透過させても天然の歯と同じように見えるのが特徴です。
特にオールセラミックと併用することにより、メタルフリーの自然な色の審美的補修が可能になります。
また、金属製のコアと違って弾力があるため、歯根に負担をかけにくいという特徴もあります。
 
ゴールドインレー
金合金や白金加金(金にプラチナを加えたもの)で作られた詰め物です。
非常に錆びにくいため、金属の溶け出しによる二次的な虫歯、歯や歯茎の変色、金属アレルギーなどが、保険治療の詰め物に比べて少ないという特性があります。
また、適合も良く身体にやさしい素材といえます。
 
セラミックインレー
セラミックインレーは材質がセラミックでできた詰め物です。
天然の歯と同じような自然な白い色にすることができるというメリットがあります。
インレーが入っていることがわからないくらい、自然に仕上げることも可能です。
 
ハイブリッドインレー
ハイブリッドインレーとは、セラミックとレジンを混ぜて作られた、混合素材の詰め物です。
セラミックインレーと比べて適度な弾力があるため、噛み合う歯にも負担をかけません。
金属を使用していないため、見た目的にも自然な修復ができますが、セラミックインレーに比べるとやや透明感が劣ります。

 

審美歯科で使用する被せ物

 
ゴールド冠(クラウン)
ゴールドクラウンとは、「金合金」や「白金加金」などの貴金属を使用した被せ物です。
金属なので審美的にはやや目立ちますが、適合が良くほとんど錆びることはありません。
白金加金は金合金にプラチナを加えたもので、色が銀色に近くなります。
 
ハイブリッドセラミック冠
セラミックとレジンを混ぜた材料で作られた被せ物です。
オールセラミック冠よりも弾性があり、周囲の歯に負担をかけにくいというメリットがありますが、色調は多少劣り、経年的に変色します。
金属を使用しないので、金属の溶け出しによる歯や歯茎の変色、金属アレルギーなどは起こりません。
 
セラミック冠(MB)
金属製のキャップにセラミックを焼き付けた被せ物です。
見た目も自然で強度も強いため、非常によく使用されます。
さらに、中の金属に貴金属を使用すれば、金属が溶け出すことによる歯茎の変色、金属アレルギーなどが起こる可能性を減らすこともできます。
 
オールセラミック冠
オールセラミック冠は、冠全体がセラミックでできている被せ物です。
非常に見た目が良くほとんど変色することがありません。しかし、値段が高く割れやすいという欠点もあります。